Open Awareness Dialogue

OAD フォーカシング

フォーカシングとは

フォーカシングとは、身体を通して自己の気づきを促し、こころを癒していくプロセスです。

1960年代にユージン・ジェンドリンが、カール・ロジャースや他の共同研究者たちとともに発見した理論を基に開発した心理療法の一つです。

ジェンドリンはカウンセリングの効果研究を行い、何百もの心理療法のテープを分析した結果、成功したセッションは、セラピストのやり方によるものではなく、クライエント自身がどのように自分の問題を表現していたのかにあることを発見しました。

つまり成功したクライエントは、自分の身体を通して感じられる感覚(フェルトセンス)を見つけることができ、それらの感覚を表現しながら、自分の問題を語っていることが分かったのです。(胸が締め付けられる、お腹がソワソワする、首が固まるような感じ、などなど)

そして、この感覚の表現を通じて、不快感が減少したり、新たな意味に気づくことができていたのです。これを「フォーカシング・プロセス」と呼び、このフォーカシング・プロセスを起こしやすくする一連のテクニックが「フォーカシング」です。

フォーカシングから得られるもの

  • 身体が発する潜在意識のメッセージを聞くことができる
  • 潜在意識のより深いレベルまでアクセスしやすくなる
  • 感情解放のスピードが上がる
  • ハートの声が聞けるようになり、自分が本当に求めているものが分かる
  • 混乱したり、迷ったときに自分の本心が分かりやすくなる
  • ストレスや緊張感を緩和できる
  • 身体的な不快症状を和らげることができる
  • 感覚とリンクする過去の記憶にアクセスしやすくなる
  • 潜在意識の深いレベルにある内なる世界と出会い、その中にいるインナーチャイルドとしての自分との対話ができる(深く、本格的な癒やしへの導き)

OADフォーカシングの特徴

私たちは潜在意識の中に多くの心象風景を保有しています。例えば、オリンピックという言葉を聞けば、文字よりもイメージが浮かんでくるでしょう。同じように、私たちがトラウマを受けたり、傷ついたとき、無意識のうちに私たちは、心の中にイメージを作り上げます。

例えば、幼い頃に父親がほとんど不在で、家にいても相手にしてくれなかった場合、父親が背を向けていて、自分と父親との間に大きな溝がある、自分は悲しそうにうつむいている・・・といった心象風景を無意識に作るかもしれません。

この心象風景は潜在意識の中に保有され、普段私たちが気づくことはありません。しかし、日常の人間関係の中でこの心象風景から私たちは相手や自分を判断し、そこから私たちの言動が生まれます。

フォーカシングによって幼い頃にできた心の傷、トラウマなどの心象風景を導き出すのが、OADフォーカシングの特徴です。

身体感覚は潜在意識へのアクセスゲート。
思考だけで潜在意識の思いに
たどり着くことはできない。

講座の内容

  • 身体感覚の寄り添い方(フェルトセンスを知る)
  • 感情との同化を外す
  • ”完全なる受容”を学び、実践する
  • フォーカシングの手順
  • 感情が持つメッセージを聞きとる
  • 参加者同士のワーク(他者へのやり方を学ぶ)
  • 潜在意識の仕組みを知る
  • 潜在意識の声と対話し、癒しへと導く

講座の日程

すべてオンラインです(ズーム)。
全3回 6時間+フォローアップ(1時間半)

2025年1月25日(土)、26日(日)、2月2日(日)
日本時間 夜19時〜21時

  • フォローアップは、2ヶ月後ぐらい(コース後にご案内)
  • 講座後に動画を配信します(ワークの部分は削除し、講義の部分のみ配信)

受講費

一般:24,000円
サロン&コース生:20,000円
(コース生とは、ロンドンコース、およびOADセラピスト養成講座を受けた方を指します)

キャンセルポリシー

動画配信があるため、基本的に返金はありません。
こちらの都合でキャンセルになる場合は全額返金致します。